当社は1964年に薄鋼板のせん断加工・流通業として堺市で創業し、その後高石工場を新設、スリッター(大割・小割)、レベラーを備え、(株)神戸製鋼所のグループ企業として成長を続けてまいりました。
高品質な薄鋼鈑を、建材、電機、家具、容器、自動車部品など多岐にわたるお客さまへお届けするサプライチェーンの一翼を担う事で、日本の製造業を支えてまいります。産業構造の変革やグローバル化の進展など事業環境が常に変化していく中で、一貫してこだわってきたのは「最良のものづくり」です。お客さまの様々なニーズに、優れた平坦度矯正能力を有する高剛性6Hiマルチレベラーや、ボビン巻取機など多様な設備と、チタンまで手がける長年培った技術力でお客さまのニーズに応えてまいります。
当社は2024年で60周年を迎えます。長い歴史を重ねてこれた事に感謝しながら、これからも安全、品質、納期、環境への取り組みを磨き上げ、お客さまに信頼されるものづくりを進めてまいります。より高度な技術力、ソリューション提案力を追求し、「堺鋼板工業に頼んで良かった」と言っていただけるよう、社員一同明るく、元気に、心を込めて励んでまいりますので、今後とも変わらぬご理解とご支援を賜ります様、宜しくお願い申し上げます。
代表取締役社長 堀内 憲二
コイルセンターは、鉄鋼メーカーが製造するコイル状の薄鋼板を、お客さまの要求する切板サイズに加工・販売する、加工と物流の拠点です。
当社では、兵庫県加古川市の㈱神戸製鋼所加古川製鉄所から薄鋼板を船舶輸送して、大阪府高石市の倉庫に一次備蓄し、お客さまからの注文に応じて、これを堺市、高石市の工場で加工し出荷しています。
当社は㈱神戸製鋼所の関西地区での唯一の直系コイルセンターとして、お客さまの皆様に高品質な製品を短納期で提供しています。
当社では、神戸製鋼所が2017年度より販売開始した高耐食めっき鋼板「KOBEMAG®」の加工販売も実施しており、建材・電機分野向けを中心に広く適用頂いています。
2004年№1レベラーに高剛性6Hiマルチレベラーを導入し、薄鋼板からチタン薄板まで日本でもトップレベルの平坦度矯正能力を実現し、コイル巻取り装置により、リコイル矯正も可能としました。 2012年11月には№2レベラーにも高剛性6Hiレベラーを導入し、厚物・薄物の平坦度矯正能力の向上を始め、最大板厚の拡大、製品長精度の向上など様々なお客さまのニーズに対応可能な設備強化に取り組みました。現在では、高炉メーカーをはじめ、他社からの平坦度矯正にも積極的にお応えしています。